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川崎重工

川崎重工を支える人

雄大な輸送機器に憧れた少年は、ここで夢を叶えた。
TAKESHI NAKAJIMA

技術開発本部

# 19

中島 武志
技術開発本部 研究開発
工学部 機械工学部卒 1991年入社

INTERVIEW

学生時代 → 入社動機

地味でまじめな
この会社は、
信用できる。

幼い頃から、船や飛行機、電車といった大きな輸送機器が好きで、新幹線を見るとわくわくし、水族館でジンベイザメが泳ぐ雄大な姿に心を奪われる、そんな子どもでした。輸送機器を作ることも視野に入れて機械系に進んだ私は、大学で材料・構造力学の研究室に所属。今では想像できないかもしれませんが、当時はCADがない時代なので、手書きで機械図面を描いていました。一方で、塾講師のアルバイトにも精を出し、最後は副塾頭に昇進して保護者面談を担当するまでに。当時の講師仲間とは今でもつながりがあります。

そんななか、やがて迎えた就職活動。輸送機器に憧れていた私にとって、川崎重工はまさに「ここで働きたい」と願う会社で、真っ先に頭に浮かびました。他にも何社か見て回りましたが、そのなかでも川崎重工の印象はとにかく「地味でまじめ」。私はそれをプラスに受け取りました。この会社は信用できるなと。そんな経緯で、いま私はここにいます。

これまでの仕事とやりがい

入社当初の夢は、
200%達成くらいで
叶った。

機械系だった私は「どこかのカンパニーで図面を描くんだろうな」と思っていたところ、縁あって技術開発本部で電気系の技術も習得しながら、主に制御装置の研究開発に携わることになりました。その後、当時のモーターサイクル&エンジンカンパニーに異動。当時は、排ガス規制強化の流れを受け、モーターサイクルエンジンの電子制御化(EFI)が急速に進んでいた頃で、私はその研究開発担当としてEFI技術の確立に努めました。幸運にも、ちょうど世界最高峰のMotoGPレースへのKawasaki参戦が決定し、GPレースマシンの開発にも携わることができました。3位入賞で表彰台を獲得し、チーム全員でシャンパンファイトをしながら喜びを分かち合えたことは、今でも良い思い出となっています。

その後も、経営企画部に初のエンジニアメンバーとして配属されたり、水素プロジェクトに声をかけてもらって最後は水素船の進水式にも出席したりと、いろいろな経験を積むことができました。そして今は、再び技術開発本部の制御システム開発部に戻り、主にモビリティの制御における超先行研究を手がけています。入社当初、漠然と描いていた「大きな輸送機器開発プロジェクトの一員になりたい」という夢は、当時の200%達成くらいで叶いました。本当に川崎重工に入社してよかったな、幸せだな、と思っています。

成長を実感した瞬間

人間的に
すばらしい大先輩に
学ばせてもらった。

これまで、いろいろな部署に異動してきました。異動直後は、素人同然。職種や担当領域が違うと、まず言葉がわかりません。「こんなことも知らないの?」という新人レベルからのスタートで戸惑うことが多かったものの、過ぎてみればすべての経験が成長につながっていると感じています。また、私は入社当時からずっと、人間的にすばらしい大先輩との出会いに恵まれており、「自分は本当にツイているなあ」と思っています。仕事の場だけでなく、毎週のように飲みに行きながら、気さくに聞かせてくださるお話からずいぶん学ばせてもらいました。

川崎重工は大企業の1社に数えられるかもしれませんが、カンパニーで見れば数千人規模。意外と大所帯ではないので、社員一人ひとりに任される仕事領域は想像以上に広く、それが成長を促します。成長できるかどうかは本人の取り組み次第ですが、その環境が整っていることはお約束します。

叶えたい未来

チームとして、会社のミッションを達成する。

「グループビジョン2030」の実現に向けて、特にモビリティの電動化・自動化・自律化をリードしていくことが、私の部署に求められているミッションです。まずはこのミッションの遂行を大目標とし、ベースとなる技術を確立することで、カンパニーが求めるものをタイムリーに提供していきたいと考えています。そのために日々、メンバーを集めて「何をすべきか?」を議論しながら、前のめりで先行開発しています。

また、現在は一つの部をまとめる立場ということもあり、偉大な先輩方に教わった教訓を後輩に伝えていける人物になりたいと思っています。人はともすれば「今こうだから、この先こうなる」というフォワードキャストで物事をとらえがちですが、そうではなく「まずあるべき先の姿をメンバーで共有し、そのためにやるべきことをする」というバックキャストが望ましい。これは先輩に教わった教訓の一つですが、目先の仕事も「何のためにやるのか」が見えているかどうかで、取り組み姿勢が変わってきます。それを伝えることで、メンバーがより高い視座で自身の仕事に向き合ってくれるといいなと思っています。

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