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川崎重工

川崎重工を支える人

製品分野を超えた技術開発で、革新的価値を生み出したい。
MEI FUKUDA

技術開発本部

# 18

福田 芽衣
技術開発本部 研究開発
工学研究科修了 2017年入社

INTERVIEW

学生時代 → 入社動機

社会に役立つ、
多種多様で
大きなものを作りたい!

そもそも私が重工業に着目したのは、学生時代に鳥人間コンテストのサークルに所属し、人力飛行機作りに取り組んだ経験から。みんなで大きなものを作り上げていく難しさと楽しさに魅了され、将来は「社会に役立つ、多種多様で大きなもの」を作りたいと思うようになりました。川崎重工は、まさにそれが実現できる会社でしたが、入社の決め手はいくつかあります。

ものづくりにはチームワークが重要だと考えていたので、工場見学や会社説明会での対応を通して人や職場の雰囲気をよく見ていたのですが、川崎重工の人からはみんな、学生の話を親身になって聞いてくれる良い雰囲気が感じられました。また、川崎重工はほぼすべての研究部署が明石工場に集約されているため、開発を進めるうえで情報共有や技術の横通しがしやすいように思えました。さまざまな技術や製品分野の知識に富んだ方々がすぐ近くにいる環境のなかで、自分が技術者として成長する姿をイメージし、入社を決めました。

これまでの仕事とやりがい

CO2排出量低減の
実現に貢献する、
革新技術の研究開発。

入社以来、産業用ガスタービンにおけるタービン翼の冷却技術に関する研究開発に携わっています。タービン翼は、駆動時に極めて高温になるため、翼内部を中空構造にして、そこに冷却空気を流して翼を冷却する技術が適用されています。私が挑戦しているのは、その冷却システムをガラッと変える革新技術。これが実現すれば、タービンの出力効率は飛躍的に向上し、CO2排出量の低減にも貢献することができます。それを目標に、数年先の実機への搭載を目指して一歩ずつロードマップを進んでいます。

また一方で、カンパニーの支援業務も担当しています。研究スパンの長い基盤技術開発に比べ、こちらはすぐ目の前に納期が迫った案件がほとんど。先日は、カンパニーから依頼されてデータを提供した解析業務が、「製品の市場競争力強化の一助になった」と評価され、非常にうれしく感じました。普段は、すぐに形にならない研究開発業務に携わっている私にとって、「自分の仕事が役に立った」と実感できた瞬間でした。

成長を実感した瞬間

「計測技術」の
開発を任され、
大きな自信に。

私が担当したのは大学の専門分野とまったく異なる業務だったため、最初は右も左もわからず、しばらく「私は仕事ができない・・・」と悩んでいた時期もありました。そのうち次第にできることも増えてきた私にとって成長の大きな転機となったのが、冷却メカニズムを解明するための「計測技術」の開発でした。

冷却技術の開発は解析ベースで進めます。しかし解析はいわば理論で、実際に空気中で起こっていることと一致しているかどうかは確信が持てません。そこで、実際の空気の流れを可視化する「計測技術」の確立に向け、私がその開発を任されることになりました。まずは、社内で誰も手がけたことのない試験装置を作るところから。他の技術者や現場の人から情報を得ながら、試行錯誤して作っては改良することを繰り返し、何とか完成させることができました。

これまでは頼ってばかりだった指導員の先輩からも「計測技術については任せた」と言ってもらい、ようやく自分でもチームに貢献できる技術を手にすることができたと感じました。ここに至る道中、数多くの失敗を重ねましたが、「命に関わるものでない限り、失敗はいくらでもしろ」と言って温かく見守ってくれた上司や、常に自己研鑽のヒントや機会を与えてくれる先輩の存在あってこその成長だと、感謝しています。

叶えたい未来

分野を超えた技術開発で、革新的な製品を生み出したい。

私には入社以来、夢見ていることがあります。川崎重工のモーターサイクル「Ninja H2/H2R」にはガスタービンや航空宇宙の技術が用いられているのですが、そのように、他分野の開発に採り入れられることで、新たな価値を創造できるような技術を開発すること。いわば、「製品分野を超えた技術開発」です。

そのためにはまず、「この計測・解析ならあの人がいる」「この分野ならあの人に聞いてみよう」と思い浮かべてもらえるような技術者になること。そして私自身、軸となる技術分野だけでなく他分野にも関心を持ち、各部門が抱える課題に対して「この技術を活かすことができる」というアイデアを生み出せる人になること。川崎重工には、自社の製品や技術によって社会をより良くしたいという思いを持っている人が多くいます。そんな社員の皆さんと一緒に力を合わせ、多様な技術融合をかなえながら、社会に役立つ革新的な製品を生み出していきたいと思います。

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