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川崎重工業株式会社 RECRUITING SITE

ワタシ

川崎重工

川崎重工を支える人

時にCADに向かい、時にヘルメットをかぶる。私には最高の職場。
MARIE OBAYASHI

エネルギ—ソリューション&マリンカンパニー

# 07

尾林 万里江
エネルギーソリューション&マリンカンパニー(プラントディビジョン) 生産技術
自然科学研究科 機械システム工学専攻修了 2019年入社

INTERVIEW

学生時代 → 入社動機

インターンシップに
参加して
「いきいきした職場だな」と。

私が学生時代に取り組んでいたのは、小さなモーター作りに関する研究。重工業とはまったく異なる、コンマ数ミリの小さな世界です。小さいながらも難しく、だからこそおもしろく、まるでロボットの部品を手作りするようなわくわく感がありました。

こうしてものづくりの魅力にすっかりハマってしまった私が、就職先を検討するにあたりまず行ったのは、いろいろな会社のインターンシップに参加することでした。合同説明会で話を聞くのではなく、その会社に身を置くことで、会社の雰囲気やそこで働いている方の人柄などを肌で感じたいと考えたからです。そのうちの1社が川崎重工。朝礼で、その日に予定している業務についていきいきと話をする皆さんの姿が印象的で、「活気のある会社だな」と感じました。また工場見学をした時には、初めて実物のシールドを目にして、その迫力に圧倒されました。当時、自分が大学院で作っているものと大きさがまるで違うことを実感し、「これだけ大きなものづくりに携わると、達成感も相当なものだろうな・・・」と想像することができたんです。最終的には、インターンシップで感じた社内の明るくいきいきとした雰囲気と、工場見学でイメージした仕事のやりがいから、川崎重工を第一志望としました。

これまでの仕事とやりがい

現場から喜ばれる
治具を設計する。

ものづくりが大好きな私が所属しているのは、その名も「ものづくり推進部」。プラント製品の製造現場が抱える困りごとを解決へと導く仕事を行っています。なかでも私がメインで担当しているのが、治具設計です。治具とは、部品を固定するなど加工や組み立てをする時に用いる器具ですが、現在私が担当しているのがごみ処理場や火力発電所のプラント製品なので、治具も長さ数メートルに及ぶような大きなものが多いです。

治具作りで大切なのは、現場の声に耳を傾け、現場での作業内容をちゃんと理解したうえで設計すること。現場にちょくちょく足を運んで、自分の目で観察したり、現場の人とコミュニケーションをとったり。それをいとわず行って初めて、「使う人に喜ばれる治具」が生まれると感じています。それでも現場の人に「組み立てにくい!」と言われることもあり、まだまだ精進が必要ですが、上司から「あの治具、良いね」とほめられたり、苦労して作った治具を現場の人に使い続けてもらっているのを目にしたりすると、やはりうれしく、モチベーションも上がりますね。

成長を実感した瞬間

気がつけば、
仕事をたくさん
依頼されるようになっていた。

今でもよく覚えていますが、私が設計した治具第一号は、組み立てることすらできない代物でした。それなりのコストをかけて作ったものだっただけに大いに反省し、「以降は絶対に失敗しないぞ」と心に強く誓いました。その後、いつしか任される仕事が増えたことに気づいた時に、自分の成長を感じました。以前に治具の製作を依頼された現場の人から「今度はこんなものを作ってほしい」とリピートオーダーを受けることもありますが、それは前回の治具が評価された証。依頼されたことに真摯に取り組むことで、信頼関係を築けたのだと思います。

良い治具を作るには、たくさんの知識が必要です。現場の要望に対し、コストや大きさ、作業スピードなどを考えて設計するのですが、答えは決して一つではありません。自由に考えて、自分なりのベストを設計図面に落とす。それが一番の醍醐味でもあり、難しいところ。教科書だけの知識にとどまらず、現場からたくさん学ぶことで、より現場に役立つ技術者に成長していきたいと考えています。

叶えたい未来

現場に根を張り、川崎重工のすべての製品を把握したい。

配属面談では「現場に近い仕事が良い」と希望を出していました。パソコンとにらめっこするのではなく、半分はヘルメットをかぶって仕事がしたいと。女性でそれを希望する人が少ないからでしょうか、「尾林さん、変わってるね」と言われましたが(笑)、希望通りの配属先となり、私にとって今の職場はまさに「最高!」です。

そんな最高の職場で引き続き頑張り、川崎重工の製品について何を聞かれても答えられるようになるのが私の目標です。川崎重工の製品は種類が多いので、当面の目標は私が勤務している播磨工場で作っている製品から。「なぜこの形なのか、なぜこの作り方なのか」、全部理由はあると思います。治具作り一つとってもそうですから。常日頃から疑問を持ちながら工場内を見て回り、物事を深く考え知識を蓄えていくことにより、目標に一歩ずつ近づいていきたいと思います。

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