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CROSS TALK
働き方を知る座談会

CROSS TALK B

上司部下座談会

Personnel team

同じチームで働く上司・先輩・部下の社員から、川崎重工の風土やチームワークについて語ってもらいました。川崎重工でどのように成長できるのか、どんな環境で働くのかを感じ取ってみてください。

MEMBER

山脇 昭彦AKIHIKO YAMAWAKI

本社 人事本部
人事部採用課
経済学部 経済学科卒
1997年入社

長田 真帆MAHO NAGATA

本社 人事本部
人事部採用課
総合政策学部 都市政策学科卒
2017年入社

渡邉 裕介YUSUKE WATANABE

本社 人事本部
人事部採用課
経済学部 経済学科卒
2011年入社

Q.川崎重工の風土を教えてください。

長田

フラットという言葉がぴったりの社風ですね。部長や本部長との距離も近いし、気軽に話しかけてくださる。入社前に想像していたイメージとは違いました。

渡邉

確かに距離は近いね。人と人が対話をして何かを解決しようとした時、特にそこに垣根は感じません。私はいつも上の方が、部下や後輩の話を聞こうと努力をされているように感じていて、それがこのフラットな風土を支えている部分もあるんじゃないでしょうか。

山脇

それは努力というより自然と、かな。上司の立場からすると、独りよがりの裸の王様にならないよう、みんなの意見をちゃんと聞こうという意識がある。私自身は自分が若手だった頃を思い返してみると、包み込んでもらっている印象が強かった。「何をしても良い、責任はちゃんととってやる」という雰囲気を感じていたなあ。

長田

それは私もすごく感じます。仕事を任せてはくれるものの、何かあった時はバックアップしてくださるという安心感があるので、思い切ってチャレンジできます。

渡邉

私が入社して感じたのは、「変わる」ことへの強い意志。インフラ関連の、どちらかと言えば変化の少ない業界において、それでも一人ひとりが「変わりたい、変えたい」という想いを強く持っている。それは川崎重工の武器の一つだと認識しています。

長田

入社前は「こうじゃないとダメだ」という人が多いのかと思っていましたが、実際は皆さんずっと柔軟で。人としても組織としても「変えよう」という動きを感じます。私は技術系社員の方と話す機会が結構あるのですが、前向きで熱い人が多い。自分の担当製品や業務に誇りを持っていて、「もっと前に進もう」という意識が伝わってきます。

山脇

前向きに変わっていこうという姿勢はありますね。現状がこうだから仕方がない、とあきらめることはしない。私がカンパニーにいた頃も、顧客の要望に対して何とか自分のところでベストを尽くそうという想いを胸にみんな動いていました。そんな一人ひとりの意識がチームワークを支えているのかな。

Q.川崎重工のチームワークとは?

渡邉

実はチームワークの良さは、私が入社を決めた理由の一つでもあるんです。何か一つのことをやろうという時に、「和」をもってみんなで進んでいこうというチームワークを強く感じる会社だなと。これも川崎重工の大きな強みですよね。

長田

チームワークって難しいところもあると思うんです。新人の頃は周囲に頼らないと仕事ができないので頼るわけですが、ある程度仕事ができるようになると、ともすれば全部一人で完結させて100点を取ろうとする。でも、それだと本当の100点には届かない。私が渡邊さんの手を離れて、自分が主担当として動くようになった時に悩んだのがそこでした。それで、たどり着いたのが「一人でできることは精一杯頑張って取り組んで、その上で人に頼る」ことが重要で、それが川崎重工の求めるチームワークというものなんじゃないかということ。

渡邉

それはきっと「頼る」のレベルが上がって、「巻き込む」ことができているんだと思う。頼る先を自分で見つけて動くのは実は大変なことなんだけど、それができるようになったんじゃないかな。私の場合は今、チームリーダーという立場からチームワークについていろいろ考えていて。大切なのは、相手のことをちゃんと「理解」することなんだとわかってきた。実を言うと、長田さんの指導員をしていた頃は、長田さんの話を聞こうとはしていたけれど、「理解」することができていなかったんです。

長田

えっ、そうだったんですか!?

渡邉

申し訳ない(笑)。今のチームで、最近やっとそれが少しできるようになってきて、メンバーの思いや考えを理解してしっかり受けとめることで、彼らの動きも変わってきた。チームをより良く機能させるためには、リーダーである自身の度量が求められると肌でわかってきたところです。

山脇

渡邉くんの成長を感じますね。私の場合は、自分が若手の時はあらゆる人と手をつなぎに行って「とにかく一緒にやろう」という感じで動いていましたが、上司の立場になると、自分から手をつなぎに行くのではなく、「みんながうまく手をつなげる環境づくり」に意識が向くようになりました。それを自分の中では電池に例えていて。電池は直列でつなぐと明るく、並列でつなぐと安定する代わりに明るくはならない。仕事って、直列つなぎで明るくすることにより、組織として成果を出すものなんじゃないかと。チームの中で自分一人が活躍しても成果は限られているので、職種や性別、階級なんて関係なく、必要な人をすべて直列でつないで一緒にゴールを目指そうぜ、というのが自分の一番好きな働き方で、常にそうありたいと思っている。

Q.現場のOJTについて教えてください。

長田

メーカーにしては最初の導入研修期間が短いほうだと思います。どちらかといえば、実務を通していろいろ覚えて成長していこうというスタンス。最初は不安でしたが、振り返ってみるとそれがすごく良かったと思います。この会社は、やる気のある若手に対して「1聞いたら100答える」というような熱い先輩方がたくさんいるので、現場での成長スピードがとても速いように感じますね。私は3年間、指導員の渡邉さんにおんぶに抱っこだったのですが、いざその手から離れると、活躍されている先輩のもとで下積みができた「ためになる3年間」だったと実感します。

山脇

私も、本当に周囲の人に育ててもらったなという感覚があります。会社の教育システムはもちろんあるのだけれど、それとは別に、日々仕事をするなかで教わることが本当に多い。それは部門を超えたところでも言えて、他部署の同期に情報を求めに行くと、仮にその人が答えられない場合でも、他の人を紹介してくれて、その人が懇切丁寧に教えてくれる。ただそれには条件があって、ちゃんと自分で求めに行く姿勢が必要。受け身でない限り、社内のすべて、日々の業務のすべてが、人材育成の場になっていると言っても過言ではないと思う。

渡邉

確かに、たくさんの人が気づきを与えてくれる場所だと思います。私は新人時代から生意気に意見を言うタイプだったのですが、当時の指導員の先輩は、それをすべて「どんどん来い」と言いながら受けとめた上で、ちゃんと返してくれたので、さまざまな気づきを得ることができました。また、山脇さんの場合は、自分が考えもしなかった視点からアドバイスをくれるので、それが気づきにつながって視野を広げることができたと思っています。

山脇

渡邉くんの性格からすると、いろいろ指摘をしてあげたほうが成長するなと思っていたので。周りから見ると、渡邉くんの成果物は十分だったはずなんだけど、あえて私が「その視点で良いの?」と投げかけることで、渡邉くん自身が「やっぱり違うかな?」と考え直して、さらに良いものを作ることができていた。それは渡邉くんの持つポテンシャルがあってこそですね。

長田

打ち合わせでヒートアップするお二人を間近で見ていて、すごく迫力を感じていました・・・。

渡邉

あ、そう? 和気あいあいとやっていたつもりだけど(笑)。

山脇

あえて渡邉くんと反対の意見を言ったりもしていたからかな。

渡邉

やっぱり?(笑) でも山脇さんの意見に対してイラッとしたことはなくて、「あ、そっちかぁ」と気づかされてばかりでした。

Q.上司に「教わった」と感じた印象に残るエピソードを教えてください。

長田

先ほどのチームワークの話に通ずるところがあるのですが、私は任された仕事に対して「最高のものを出さなければならない」という想いを強く持つあまり、結局一人で煮詰まってしまうということが多かったんです。でもある時、山脇さんから「70点くらいで周りに見せてみて、意見をもらいながらブラッシュアップして100点にすればいいんじゃない」と言われたんです。仕事の進め方に新しい道が開けたように感じられたので、とても印象に残っています。

山脇

その頃、実は渡邉くんから長田さんについて相談を受けていて。私は、渡邉くんの考えていることを自分なりに解釈して、彼の代わりに長田さんに伝えたような感じかな。

渡邉

そうですね、よく相談していました。ちょうど山脇さんと2人で外出することが多かった時期で、社内の仕事をある程度長田さんに任せたいけれど、期限通りに良いかたちで仕事が仕上がってこないのでどうしたものかと・・・。

長田

自分では、すごく仕事をしているつもりでした。でも渡邉さんに呼び出されて「今の仕事、0点だけどどういうつもり?」と言われて、「えーっ、ちゃんとやっているのに!」とその時は思ったんですが、後から考えると、言われたことだけをやって満足していたんです。そんな私をどう育てていけば良いのか、お2人でコミュニケーションをとりながらいろいろ考えてくださっていたんだなと、今あらためて感謝しています。

山脇

すごく考えています。育成計画シートもじっくり考えて書いています。

渡邉

2人で悩みながら書きましたね。でも、その甲斐あって3年後に、なってほしいと思っていた姿になってくれた。

長田

お2人のおかげです。渡邉さんには常日頃相談に行くなかで、視野の広さをいつも感じていたのですが、それについて聞くと「僕は自分の考えにプラスして、自分の指導員ならどう言うだろうかということも考えて発言している」と言われて、なるほどと思ったことがありました。私も今、「渡邉さんならどう言うかな」と常に考えながら仕事の精度を上げるように努めています。

渡邉

私も自分の仕事に取り組むなかで、いまだに実行しています。「指導員のあの人ならどう言うかな」「山脇さんならどう考えるかな」と。

Q.部下や後輩の教育において重視していることを教えてください。

渡邉

私が重視しているのは、主体的に仕事ができるようになってもらうことです。主体的になるには、まず自分の意見を持つこと。そしてそれを表明して、他者から返ってくる意見や反応を受けとめること。しばしば嫌な思いもするでしょう。でも、そうやってもがき苦しんだ結果、仕事ができるようになればそれでいい。主体的になれば、仕事における自分の軸のようなものもできてくる。自分の軸を持っていれば、会議の場で自ずと意見の一つくらい出てくるものです。

長田

それは配属当初からずっと言われていましたね。「何でも良いから一つは発言しろ」と。

渡邉

それを意識してやるかやらないかで1年後、2年後に大きな差が生まれるという思いから、口すっぱく言っていました。

山脇

私は、チームとして最大限の成果を出すために、「普通を疑い、本質を見据える」ということを重視してメンバーの指導にあたっています。今やっていることを普通と思わず、その業務の本来の目的は何なのかを正しく認識した上で、最適なアプローチを行う。もちろん、そこには意見の相違も生まれます。それはそれで良い。各々が自身の考えをぶつけ合い、ディスカッションするなかで次第に磨かれた結果、ダイヤモンドの輝きを放つチームの考えへと収れんされていく。こうしたプロセスを常に重視しています。

長田

その指導のおかげで、私も「こうしたい」という考えを持つとともに、「どうすれば納得してもらえるか」を考える習慣がつきました。

Q.部下や後輩の成長を実感したエピソードはありますか?

渡邉

2年目の終盤くらいかな、長田さんが突然変わったんです。それまでは、言われたことはちゃんとやるものの、何か突き上げてくるような彼女自身の主体性が感じられなかった。でもある時、急に自分の意見をしっかり言うようになって、本当に驚きとともに成長を感じました。

長田

渡邉さんにダメ出しされて、「じゃあ、もっとやってやろう」と本気になったんだと思います。

渡邉

僕への反抗心(笑)。

長田

そうかもしれません(笑)。でもこの時のダメ出しが本当に良かったと思っているんです。渡邉さん自身、そんなことを後輩に言いたくないだろうに、言わせてしまった・・・。そんな思いがやる気につながったんだと思います。

山脇

私が長田さんの成長を一番感じたのは、コミュニケーション面談で、当年の業務目標について意見交換した時かな。長田さんが「私はこうしたい」と自分の意見をとても明確にしっかりと述べてくれた。それを聞いて、今の部署における自分の立ち位置を理解した上で、自分なりの提案ができるようになったと感じ、「ああ、本当に成長したんだな」ととても感心しました。

Q.上司&先輩から部下の方へエールをお願いします!

渡邉

成長するためのサイクルは、もう長田さんの中にできていると思います。だから、あとは自分らしく高みを目指していってほしい。これから上に行けば行くほど、大きなおもしろい仕事が待っています。それに自分らしく取り組むことができれば、周りがついてきてくれる。長田さんはそういう人格の持ち主だと思います。だから、自分らしさを大切に頑張ってください。

山脇

川崎重工の仕事は、社会的課題を解決するところにその醍醐味があります。そんな川崎重工の世界観に、長田さんらしい解釈で浸ってほしい。長田さんが今の私くらいの年齢になった時、この会社がどうなっているのかを考えるととてもわくわくします。その時、長田さんには、そんなわくわくする会社を支える一人になっていてもらいたいなと、今から期待しています。

長田

ありがとうございます! お2人の言葉を胸に、これからも頑張って成長していきます。

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