Employee Interview
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世界中で愛される
“カワサキ”のバイク。
その品質を担うやりがい。
T.W
2017年入社
品質保証本部 モーターサイクル品証部 MC一課
理工学部
機械工学科
学生時代 → 入社動機
大学時代、
バイクの魅力を肌で感じ、
関連業界での仕事を志望。
大学時代にベトナムで生まれて初めてバイクに乗ったことがきっかけで、その魅力のとりこになりました。それがきっかけでバイクミラーの振動低減を研究していたこともあり、将来は「自分の興味や専門分野が生かせる企業で働きたい」と考えるようになったんです。数あるメーカーの中でも「モーターサイクル」と呼ばれる本格的なバイクを製造している企業を熱望し、カワサキモータースともう一社に絞って就職活動を進めていきました。
当社を選んだのは、私自身がカワサキのバイクのファンであること、そして、若いうちから大きな仕事を任せてもらえることを知ったからです。製品が海外にも広く普及しているため、世界各地で仕事ができる点にも魅力を感じました。実際に入社後、希望していた品質保証本部に配属されて五ヶ月で海外出張を経験し、重要な仕事にも携わるなど、入社前にイメージしていた通りのキャリアを歩めています。
一つだけ予想外だったのは、社風が想像以上にフランクだったことです。重工系の企業は堅苦しい社風なのだろうと想像していましたが、意見交換や趣味の話で盛り上がることが多く、自由で柔らかな社風だと感じています。
これまでの仕事とやりがい
すべての人にとっての最適解を模索する。
私が主に担当しているのは、「品質作り込み」と「不具合対応」の2つです。品質作り込みでは、新機種の企画段階から設計、開発、生産、市場での使用に至るまで、全ての段階に関わりながら品質向上を図ります。一方、不具合対応では、お客さまが使用している製品に問題が発生した際、その原因を調査し、解決策を講じて次のモデルに生かします。この仕事のやりがいは、製品開発の全工程に携わることができる点や、市場調査を通してお客さまの直の声を聞ける点だと感じています。
私が仕事をする上で大切にしているのは「全体最適」の視点です。お客さまはもちろん、取引先や社内の人たちなど、関わるすべての人にとっての最適解を目指しています。そのために意識しているのが、視野を広く持ち、自分のやり方だけが正解だと思い込まないようにすること。私は海外での仕事を通して、日本の常識が通用しないケースによく直面しました。その経験から、他部署や取引先、海外の現地スタッフなど、さまざまな人の意見に耳を傾け、全体最適を実現できるよう努めています。

成長を実感した瞬間
初めての海外出張で得た、
成長の実感と大きな自信。
最初にお話しした、配属5カ月で初めてタイに海外出張をしたときの経験が今でも強く印象に残っています。私の役割は、現地で販売されていたバイクの不具合の原因究明でした。そのために、路面状況が悪いタイにおいて、どのような条件下で不具合が発生するのかを再現する必要がありました。
品質保証部門からは私が取りまとめとして派遣されたのですが、当時は右も左もわからない状態。ライダーのテスト走行の結果を分析したり、ときには車通りの多い道路に這いつくばって路面状況を調査するなど、懸命に原因究明に努めました。そして、ついに不具合の原因を特定することに成功し、その結果に基づいて開発基準の改善が行われたんです。周囲のサポートがあってこその成果でしたが、「会社の基準を一つ変えることができた」という成功体験は大きな自信になりました。
2週間という短い期間でしたが、今振り返っても非常に貴重な時間だったと感じています。学生時代にバックパッカーとして海外をフラフラした経験から、「なんとかなる」というマインドで取り組めたことも大きかったのだと思います。

叶えたい未来
「困難こそ楽しむ」、
その姿勢を示し続けたい。
入社5年目のとき、インド製部品調達拡大プロジェクトを兼任し、本来の品質保証業務と並行しながら携わることになりました。社内でも「すごく大変そう」と囁かれるプロジェクトで、特にプロジェクトが本格化したコロナ禍の際は、渡航や現地での移動に制約が多く、困難の連続だったことを覚えています。
しかし、私はこの困難を自分なりに楽しみながら乗り越えてきました。大変なことにこそ成長のチャンスや醍醐味があり、そうした困難を乗り越えた末に得られるリターンは、リスクをはるかに上回るものだと信じています。どんな仕事でも面白くするかどうかは自分次第であり、これからも「困難こそ楽しむ」という姿勢を貫き、周囲の人たちに「自分も挑戦してみよう」と思ってもらえるような存在であり続けたいと思っています。