Employee Interview
Employee Interview
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ロボット技術で
労働環境の改革と
社会課題の解決に貢献。
M.M
2023年入社
生産本部 生産統括部 先行新技術開発課
機械工学科
学生時代 → 入社動機
入社の決め手は
優れた歴史と技術力、
そして挑戦の意志。
テレビ番組でロボットコンテストを見たことがきっかけで、「ロボットについて学びたい」と強く思うようになり、高専の機械工学科に進学し、ロボット工学を専攻するコースに進みました。卒業研究でもロボットの自律移動に関する研究に取り組むなど、ロボットへの情熱が尽きることはなく、「将来はロボットに関わる仕事がしたい」という夢を抱くようになっていきました。
就職活動では、ロボットに特化した企業だけではなく、さまざまな業界の企業について研究していました。他分野の技術と連携し、高い技術力によって革新的な製品の創出に挑戦し続けている点に魅力を感じ、カワサキへの入社を決意しました。
これまでの仕事とやりがい
自働化技術で製造環境を改善。
カワサキモータースへの入社後は、バイク製造にロボット技術や自律移動技術を応用できると考え、生産本部への配属を希望しました。その希望通り、最初の配属先は生産技術部で、主に工場の生産ラインの設計や、設備の設計などを担当。その後、生産統括部に移り、現在は生産活動に必要な要素技術の開発や計画立案に携わっています。
私たちの主な役割は、製品を効率的に製造するために開発した要素技術を取入れた生産ラインや設備の導入です。そのために「省人化」を大きなテーマとして掲げています。いかに低コストで製造し、作業者にはより高付加価値な作業に集中してもらえるのか。この意識を持って自働化技術の開発に取り組み、省人化を推進することが、私たちの使命だと考えています。

成長を実感した瞬間
物流業務の効率化プロジェクトで
社内初の試みに挑戦。
これまでに最もやりがいと成長を実感できたのは、物流業務の効率化プロジェクトです。このプロジェクトは、従来人に頼っていた物流業務を効率化する目的で行われ、私は自動搬送ロボットを制御するソフトウェアの内製化に挑戦しています。既存のソフトウェアでは、工場内の他の設備との連携が難しく、自社に見合ったカスタマイズが難しいという問題があります。内製化によってこれらの問題を解決できれば、物流業務の効率化に大きく貢献できるため、非常に重要な役割を担っています。
内製化は社内初の試みであり、前例がない中で多くの困難に直面しました。文献や技術資料を読み込み、社外の人脈も駆使するなど、あらゆる手段で問題解決に尽力しています。プロジェクトメンバーの協力も得ながら、「物流業務の効率化」という重要な目標の達成に向けて奔走する日々は、大変なことも多いですがやりがいを感じており、制御ソフトウェアの内製化を成功させるため、毎日充実した日々を過ごしています。

叶えたい未来
社会全体が抱える課題、
労働人口減少の解決に向けて。
私の所属する生産統括部は、工場全体を見通し生産に関わるさまざまな課題に対して新技術を開発し解決していく役割を担っています。多くの工程で人手が不足している状態ですが、社会全体の労働人口の減少は深刻化しており、このままでは製造能力の低下は避けられません。
この課題と将来を見据え、省人化に積極的に取り組んでいくことが大きな目標です。その中でも特に低付加価値作業の低減や3K作業の削減を重要なポイントとして定め、最新技術によるアプローチで、作業の安全性向上と快適な労働環境の実現を目指します。
さらに、自動化技術の汎用性の向上と低コスト化も併せて追求し続けていきたいと考えています。仮にこうした技術の開発・販売を事業化して社会全体に普及させることができれば、労働人口減少という社会課題の解決につながるはず。それが、私の目指す未来です。