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Employee Interview

Employee Interview

Employee Interview

汎用エンジンの開発。
知れば知るほどに奥深く、
魅力的な仕事。

S.K

2023年入社
汎用エンジンディビジョン 開発部 第一課
持続性社会創生科学研究科
工学専攻修了

学生時代 → 入社動機

大学では宇宙分野を研究。
企業としてのバランス感に
魅力を感じて入社を決意。

大学時代は、航空宇宙関係の研究室に所属し、地球外惑星から持ち帰られたサンプルを保管するカプセルの冷却方法に関する研究に取り組んでいました。 ただ、「働く」ということを就職活動をきっかけに考えた際、宇宙への興味は、あくまで研究対象としてのものだと感じ、社会に直結した課題解決ができる仕事をしたいと思うようになりました。 そこで就職活動時は自動車や医療機器など、人々の生活に身近な製品を扱う企業を中心に10社以上を検討。特に自動車のような普及率の高い製品は、一つでも優れたものを作ることで多くの人々に貢献できると考え、魅力を感じていました。

最終的にカワサキモータースを選んだ決め手は、総合的なバランスの良さが突出していたからです。やりたい仕事ができる環境がありながら、環境問題にも積極的に取り組んでいる姿勢に共感しました。また、安定した経営基盤を持つ企業であるため、安心して長く働き続けられる点も魅力でした。

これまでの仕事とやりがい

稀代の発明「エンジン」に関われる醍醐味。

入社以来、私は汎用エンジンの設計に携わっており、主に吸気系設計、外装部品レイアウトを担当しています。 エンジンの吸気系設計とは、エンジンに空気を取り込むための機構の設計です。空気の流れを最適化することで、エンジンの出力や燃費を向上させることができるんです。外装部品レイアウトでは、限られたスペースに吸気系部品や外装部品を効率的に配置。エンジンの性能を最大限に引き出しつつ、美しい外観を実現することを目指しています。

エンジン設計の仕事の魅力は、何と言っても「エンジンという素晴らしい発明品に関わり続けられること」です。電波やデジタル技術のような目に見えないテクノロジーも素晴らしいと思いますが、私は、精密なパーツが組み合わさって動くエンジンに、ある種の造形美を感じています。そして、そのエンジンに毎日向き合い、設計に携われることに、大きなやりがいを感じることができています。

仕事風景写真

成長を実感した瞬間

同じ部門の上司や先輩、
海外R&Dの力も借りて課題を克服。

初めて吸気系の設計を任されたときの経験が、私の成長に大きくつながっています。インテークマニホールドという部品の設計では、空気を淀みなく効率的に流すために、接続部分が滑らかにつながる形状にする必要がありました。滑らかさが不十分だと、吐出の際に空気の流れが悪くなり、エンジンの性能に悪影響を及ぼしてしまうからです。しかし、経験の浅かった私には、最適な形状を導き出すための有効な手法が見つからず、試行錯誤の日々が続きました。

途方に暮れ、抱え込んでしまうことも多く、一人だけでは挫折していたかもしれません。しかし、周りの上司や先輩方は、そんな私をいつも温かく見守り、親身になって相談に乗ってくれたのです。海外のR&Dチームに相談できる環境があったことも、大きな励みになりました。約1ヶ月間、私はその設計に集中し、あらゆる可能性を検討しました。そして、幾度もの試行錯誤の末、ついに理想的な形状を導き出すことに成功。承認を得られた瞬間、全身を安堵感と達成感が駆け巡りました。

仕事風景写真

叶えたい未来

世界中の人々に、
エンジンの魅力を広めたい。

今担当している汎用エンジンは、実際に触れてみると意外なおもしろさがあります。私自身、入社時にはあまりエンジンに馴染みがなかったのですが、その精巧な構造やメカニズムを知れば知るほど、その奥深さに引き込まれていきました。今後はエンジニアとして幅広く知識を身につけていくことはもちろん、汎用エンジンの魅力を、国内外問わずもっと多くの人に発信するパイオニアになれればと考えています。

また、カワサキモータースでは二輪・四輪・ジェットスキーなどさまざまな製品を開発・製造しているため、今後はエンジンの開発だけでなくそれらの製品開発、中でもジェットスキーの開発に関わってみたいという想いもあります。ジェットスキーは日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、乗ってみると本当に爽快な乗り物です。その魅力を自身が開発に関わった製品と共に世界中の人に伝え、普及に貢献してみたいと考えています。

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